
縁
【 3 】
近くに住むおばさんの話では、こたつは数年前まで近所の家猫だったとのこと。
動物と暮らすのが夢だった私。一方、猫が苦手な母と、部屋に前足を入れるだけでも顔をしかめる父。
長期戦になると知りながらも、地道に説得する日々。きっと縁があるんだよー、なんて言ってみたり。
母は少しずつ気持ちが動いてきている。
とっても冷え込んだ夜、家の中に迎え入れたところからぐっと距離が縮まった。
一年掛かりでようやく家族になれた。
あったかい部屋の中もう安心して眠れるよ。
抱っこしていたら、お腹の上で夢の中。
出会いの経路 | 捨て犬・捨て猫を保護 |
---|---|
投稿日 | 2018年07月25日 |
応募部門 | いのちつないだニャンコ |
作品ID | 11239 |
コメント
コメントの受付を終了しました。